URLを正規化してwwwあり・wwwなしに統一する.htaccessの設定方法

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URLを正規化してwwwあり・wwwなしに統一する.htaccessの設定方法の概要です

ウェブページのURLでwwwありの『https://www.example.com』と、wwwなしの『https://example.com/index.html』は厳密に言えば別サイトになります。
別サイトのままでは、検索エンジンから重複コンテンツと評価されたり、SNSでリンクされるURLが分散してしまうといった悪影響があったりするので、URLを.htaccessで正規化して悪影響を防ぎましょう。

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URLを正規化する理由とは?

正規化されていないとアクセスが分散するときがあります。

アドレスを正規化してアクセスの分散を防ぎます。

https://www.example.comというウェブページで設定をしていないときは『https://www.example.com』でも 『https://example.com/』でも繋がります。この状態では人間の目で見ると同じページですが、検索エンジン から見るとアドレスが別なのでちがうページと認識してしまうことがあります。

ちがうページと認識してしまうことで、検索エンジンから重複コンテンツとして扱われ評価が下がったり、SNSで共有されるアドレスが分散したりと、悪影響があったりします。

こうした同じ内容のページのアドレスが分散してしまうのを防ぐために『https://www.example.com』か『https://example.com/』かのどちらかに統一しましょう。このURLを統一することURLを正規化すると言います。
アドレスを統一することで人間がアクセスしたときも検索エンジンがアクセスしたときも一つのアドレスになるので、検索エンジンから重複コンテンツと評価されたり、やSNSでリンクされるURLが分散してしまうといったことがなくなります。

wwwありとwwwなしのどっちにする?

一度決めてしまえば変えることのない部分なので、wwwありのURLにするのか、wwwなしのURLにするのかは好みや語感、印象で決めます。

どちらにするのか迷ったときは大手に習えということで、他のサイトはどうなのかを調べてみました。

wwwありのサイト wwwなしのサイト
www.microsoft.com
www.google.com
www.apple.com
www.yahoo.co.jp
www.youtube.com
www.fia.com
www.formula1.com
soundcloud.com
vimeo.com
twitter.com
weathernews.jp
nanapi.jp
kakaku.com
sega.jp

以上のような結果になりました。

比較的新しいサイトがwwwなしを使っているようです。GoogleやAppleなども先進的なイメージがありますが、URLは伝統的な感じのwwwありのものになっているのが興味深いですね。
wwwありのときはhttps://を省いて印刷などしたときでもURLと認識しやすいといったところが関係しているかもしれません。

URLをwwwありにする.htaccessの設定

.htaccessをサーバーにアップロードします。

.htaccessを使ってURLを正規化します。
URLを伝統的な感じのするwwwありにするときの書き方を解説します。
※.htaccessが使えないときはサーバーエンジニアに設定してもらいましょう。

.htaccessのつくり方

  1. メモ帳などのテキストファイルをつくり、『htaccess』と名前を付けて保存します。※Windowsでは.から始まるファイルをつくれないためです。
  2. 作ったファイルを開いて

    .htaccessの例

    Options +FollowSymLinks
    RewriteEngine on
    RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example\.com
    RewriteRule ^(.*)$ https://www.example.com/$1 [R=301,L]
    と書いて保存します。
  3. テキストファイルをFTPソフトを使ってルートディレクトリ(public_htmlなど)へアップロードし、ファイル名を『.htaccess』と変更します。

以上で.htaccessは完了です。

アップロード後に『https://example.com/l』とアクセスして『https://www.example.com』に転送されれば成功です。
コピペで使うときは、3行目のexample.comと4行目のhttps://www.example.comの部分はお持ちのwebサイトのアドレスに書き換えて使ってください。

URLをwwwなしにする.htaccessの設定

.htaccessをサーバーにアップロードします。

.htaccessを使ってURLを正規化します。
URLを先進的な印象のあるwwwなしにするときの書き方を解説します。
※.htaccessが使えないときはサーバーエンジニアに設定してもらいましょう。

.htaccessのつくり方

  1. メモ帳などのテキストファイルをつくり、『htaccess』と名前を付けて保存します。※Windowsでは.から始まるファイルをつくれないためです。
  2. 作ったファイルを開いて

    .htaccessの例

    Options +FollowSymLinks
    RewriteEngine on
    RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www.example\.com
    RewriteRule ^(.*)$ https://example.com/$1 [R=301,L]
    と書いて保存します。
  3. テキストファイルをFTPソフトを使ってルートディレクトリ(public_htmlなど)へアップロードし、ファイル名を『.htaccess』と変更します。

以上で.htaccessは完了です。

アップロード後に『https://www.example.com/』とアクセスして『https://example.com』に転送されれば成功です。
コピペで使うときは、3行目のwww.example.comと4行目のhttps://example.comの部分はお持ちのwebサイトのアドレスに書き換えて使ってください。

まとめ

ウェブページのURLを.htaccessで正規化することで、検索エンジンから重複コンテンツと評価されたり、SNSでリンクされるURLが分散することを防げます。
wwwありかwwwなしかで迷うところですが、どちらかに正規化してアドレスの分散を防ぎましょう。

ちなみにacky.infoはさんざん迷ったあげくwwwありにしました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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