Photoshop CS6から便利になったレイヤーパネルの5つのポイント
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Photoshop CS6から便利になったレイヤーパネルの5つのポイントの概要です
Photoshop CS6から良くなったところは、『Mercury Graphics Engineで速くなった』、『切り抜きツールが便利になった』、『クラッシュにそなえた復元情報保存』などいろいろあります。
レイヤーパネルも検索機能がついたことが便利になったとしてピックアップされますが、レイヤーの操作も色々と改良されて便利になりました。
そのレイヤーパネルで特に便利になった箇所を5つピックアップしてご紹介します。
Ctrl+Jで複数のレイヤーやグループを複製できる
Photoshop CS6からはCtrl+Jのショートカットで、複数のレイヤーを同時に複製できたり、グループを複製できるようになりました。
Photoshop CS5までは一枚ずつしか複製できなかったので、レイヤーパネル下の複製ボタンにドラッグして複製していましたが、複数増やすときもショートカットだけで複製できるので操作が簡単になりました。
グループに色調補正やレイヤーやクリップできる
Photoshop CS6からはレイヤーにだけではなく、グループに色調補正やレイヤーをクリップすることができるようになりました。
特に色調補正をクリップできるのは便利で、グループ全体の色を手軽に調整できるようになりました。
しかし、レイヤーに対してグループをクリップする、グループをグループでクリップすることはできないので、型抜きしたいときはマスクを使いましょう。
グループにレイヤースタイルを指定できる
レイヤースタイルは文字どおり『レイヤー』にだけスタイルを指定できましたが、Photoshop CS6からはグループにもレイヤースタイルを指定することができるようになりました。
グループにレイヤー効果を適用するために、複数のレイヤーを統合やスマートオブジェクトに変換すると、レイヤーのブレンド条件が破棄されてしまうので苦労したのですが、グループにレイヤースタイルを指定することができるようになったので、手軽に使えるようになりました。
シェイプにマスクが付かなくなった
Photoshop CS6からはIllustratorのようにパスの中を単色で塗りつぶすシェイプに変わりました。
Photoshop CS5までのシェイプは、単色のレイヤーにシェイプでマスクをしているような状態だったので、レイヤーマスクのリンクを外したり、レイヤーマスクを消したりしたといった操作ミスがあったのですが、こういった操作ミスがなくなりました。
シェイプを統合してもラスタライズされなくなった
Photoshop CS6からはシェイプをCtrl+Eなどで統合してもラスタライズせずに、Illustratorのようにシェイプを保ったのままで統合されるようになりました。
ラスタライズされないので、シェイプの統合後にもペンツールでパスの編集ができるようになり、Illustratorでのパスの操作の感覚に近くなりました。
CS5から便利になった2つのポイント【おまけ】
こちらはPhotoshop CS5のときに改良された箇所ですが
レイヤーのグループを10個までつくれるようになった
Photoshop CS5以降はレイヤーのグループを10個までつくれるようになり、5個までだったPhotoshop CS4からつくれるグループの数が倍増しました 。
細かくグループ分けしすぎると、上限の5個に達してグループをつくれなくなってしまうときがありましたが、グループを10個までつくれるので余裕ができました。
レイヤーパネルオプションで『コピー』が付かない設定が増えた
レイヤーパネルオプションに『コピーしたレイヤーとグループに「コピー」を追加』というオプションが増えました。この標準でオンになっているチェックを外すと『のコピー』が付かなくなります。
チェックがオンのままのときは、今までのようにレイヤーを増やすごとに『のコピー』『のコピー2』『のコピー3』と名前の後に自動で『コピー』が付きます。
チェックを外しておくことで、レイヤー名の変更が少し楽になりました。